嘘か真か巷の噂

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<誰も語ろうとしない真実>

直流電源アンプの作り方は?

 直流電源部の安定化、外来ノイズの低減を狙って、敢えて電池駆動するというアンプも現れ、これも著名な雑誌が然り顔で連載していました。

 良い電源の確保は重要

 良い音を聞きたいがために敷地内に鉄塔を建てて高圧電線を引き込んだ、という馬鹿な話を、当時著名な雑誌がすばらしいことかのように、これに輪をかけて馬鹿な記事を掲載していました。

 

 確かに、音質の良し悪しには、電源の品質が大きく左右します。アンプを、電源からスピーカへ電力を供給するためのバルブとみれば、バルブを開けたとき、電源の電力供給能力がスピーカを駆動することになるのですから。 このとき、音質を左右する電源の品質とは、歪やノイズをもたらす原因となるアンプ回路への電流供給力とその変動の多寡ですが、これは、直流に変換された後の、直流電源部がもたらすものなのです。

 交流電源部のアンプからの分離

  家庭の交流電源には、冷蔵庫などいろいろな機器が接続されるため、接続線やトランスからノイズが混入しやすいのは確かでしょうが、高周波フィルターと磁気シールドで十分対応できるのです。そうでなければ、PCなどは誤動作で動かなくなってしまうでしょう。

 

 それでも、交流電源を分離し、直流電源アンプにしたい。より確かなものをマニアは求めるのです。そこで、交流電源部を分離した、直流電源アンプの作り方を考えましょう。

 

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 電源を分離する案としては、上図のA、B、Cの3案がありますが、あなたは、どれを選択しますか?

 

 案A 電源部をすべてアンプ部から分離する。

 案B コンデンサを分割して、電源部とアンプ部の双方に設ける。

 案C コンデンサをすべてアンプ側に設置し、電源部からは整流出力を受ける

 

 正解と理由は、会員ページで。

 

電圧安定化電源について

 

 電源部の強化対策として、複雑な定電圧化回路を作成し、パワーアンプにも使用することを薦める例も見受けられますが、次の理由で、お勧めしません。

 

 ・安定化電源は、大きな負帰還が架かった回路で構築されている。

 ・電源回路は信号電流の経路に組み込まれる。

 

 信号経路は、バイパスコンデンサを使った方がシンプルにでき、安定度も高まるのです。ですから、電源側は、交流電圧変動(リップル)をフィルタリングできれば、十分なのです。 シンプルなアンプが、原材料費も安く、音も良いというのはこのことです。

 なお、高価なアンプと安価なアンプをブラインドテストした報告があるようですが、これは無意味です。為された方には残念ですが。

 

 原材料が安いからといって、価格が安いわけではなく、高価だから音が良いとは限らないからです。比較するには、比較する項目と比較条件とを明確にしないと、優劣の原因も判定できないのです。

 1000万円の腕時計と1000円のクォーツ腕時計との時間精度を比較したようなもので、無意味なのです

 

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