月に吼える

誰も語らない火災報知器の闇また闇

ファイ 

 

 警報が役立たずに首里城炎上。

 自動火災報知設備の闇また闇

 首里城では、火災警報が発せられたにも関わらず、直ちに消化活動が行われなかった。火災報知器の誤報確認が消化作業着手を遅らせた。この点について、問題を掘り下げようとしないのは何故だろう。
 このような事態はどこでも起こりうるものではないか。小規模施設用の防災警報器の警報ではなおさら。

 

  その火災警報器は本当に役立つのか?

   最近はどうか知りませんが、昔は狼少年(狼が出たと何度も人を欺いた少年が、本当に狼が出たときに助けて貰えなかった)の話をよく聞かされたものです。
 自動火災報知設備の誤報確認が作業着手を遅らせたことは、誤報が過去に発生していたことを想起させます。 警報は信じて貰えてこそ役立つのです。

 一般住宅と特定小規模施設との間に防災警報器に求められる要件に大差があるとは思えず、特定小規模施設用火災報知設備と無線連動型住宅用火災報知器とはダブルスタンダード(どちらかの基準に問題がある。)ということは、 火災報知器の闇 に述べたとおりですが、これらの機器に、はたして誤報防止に関する要件が規定されているでしょうか?
 怪しいですね。住宅用報知器の深夜の故障で、誤報が発生し、大騒ぎになったことを耳にしています。特定小規模施設用火災報知設備は、検知能力が高いようですから誤報発生も高まるように思えます。

 警報は信じて貰えてこそ役立つのです。これを重視する取り組みが不足しているように思うのは私だけなのでしょうか? 



 報知器の要件として誤報対策を

  火災報知機能はその役割から、不確定時には警報を発するのが安全側と考え勝ちです。しかし、警報の信憑性が問われる事態が一度発生すると、狼少年と同じ宿命を辿ります。かの首里城のように。
 民泊、小規模施設、住宅等に設置する火災報知設備には、誤報に対する一層強い要件が課されるべきと思います。 市販され、住宅に設置が義務化されている住警器が能力不足であるなら、早急に是正することが必要でしょう。

 誤報発生時や動作不全が検知されたら、面倒でも、消防署、国民生活センターへ通報し、改善を強く訴えましょう。

 なお、火災報知器の闇については、国民生活センタへ苦情メールを提出しました。1通では動いてもらえないかもしれません。
賛同される方は是非。

 国民生活センタへ苦情メールURL:
 http://www.kokusen.go.jp/t_box/t_box-chui.html

 

令和元年12月

     

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