組織科学、組織行動学、オペレーションリサーチ(OR)、経済学、経営学という、分野を限定した学問はあっても、組織を構築、運営し、継続、発展させるためにリーダーが学ぶべき学問、リーダーを目指すための学問は明確に定義、体系化されていないようですが、これは、ときに「帝王学」と呼ばれることがあります。 ふたりから、何らかの分業構造を持つ組織活動が始まります。 技術者と雖も個人単独で行う業務は限定され、大きな貢献や事業継承をするためには、組織を運営する能力が必要不可欠となっています。にもかかわらず、これを教える場の如何に少なく、組織での活動に疲れ、病んでしまう人がなんと多いことか。 組織は、いつの時代でも、「危機を乗り切るリーダーに成り得る人材」を求めています。 ですから、君子を目指し、小人にならないことです。 自己の能力を高め、成長することが、社会に貢献し、組織の発展に大きく貢献すると考えるのです。 人間集団における人望、器量 将の器・参謀の器―あなたはどちらの“才覚”を持ちたいですか 優れた先達はどのようにして学んだと思いますか? 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのかを、歴史や宗教に学んでいたのです。しかし残念なことに、義務教育では、歴史を教えながら、歴史からの学び方を教えなかったのです。 英才教育の根幹は、実に教育の受け方すなわち学び方を学ぶことなのです。この点では、朱子学を教えていた寺子屋の方が良かったのかも知れません。 不敗の剣豪、宮本武蔵は、その兵法の極意を五輪書にしたためました。しかし、武蔵は、必ずしも組織活動を得意としたようには思えません。組織の中での行動理念、ノウハウを加えた極意こそ、現代を生きる帝王学に相応しいと思います。 OR(オペレーションズリサーチ)、組織行動学を基礎とする「七輪要諦」で、誰も教えなかった学び方を学び、組織を知り、人を知り、修養を効果的に積むことで、 本来、誰でもリーダーになれるのです。
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