経営面のビジョン実現を推進するCIOをIT統制面から補佐するため、CIO補佐には、次のような能力が求められ、机上だけではなく、マネジメント経験に裏打ちされた知識を活用することが重要となります。 ・業務やプロジェクトの進捗管理能力(プロセスマネジメントスキル) ・さまざまな立場の関係者(ステークホルダ)と合意形成を行う能力 (コミュニケーションスキル) ・内部統制を適切に行う能力(モニタリング&コントロールスキル) ・コンピュータや情報の取り扱いに関する広範囲な知識と能力 (情報リテラシー) ・多岐にわたる業務やプロジェクト間のリスクを識別し全体を統合管理する能力 (プログラム・プロジェクトマネジメントスキル) ・ITシステムの開発経験とIT技術の動向理解 なお、CIO、CIO補佐を選任とするか、兼任を許容するかは、業務量や案件の重要性を考慮して定めれば良いのですが、当事者がオーバーロードに陥る傾向にあることを考慮して、組織改変を柔軟・迅速に行うことが重要となります。
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