ERP等のパッケージ導入の課題と対策


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ご挨拶

 パッケージは、開発のモデルとなった組織の業務管理文化、開発体制がその骨格を形成しています。このため、これを導入する企業組織は、彼の文化(理念や基本構造)に自らの組織を同化させて、進化、成長して行けることを確認するとともに、組織文化を変革して行かなければなりません。

 このような準備は、十分でしょうか? ICT、大規模システム開発でのPM経験、人的ネットワークを活用し、御社のシステムの健全化、発展をご支援します。

※PM:Project Management

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システム開発失敗の要因


 ERPパッケージ等を使用することにより、ソフトウェアの開発期間を短縮し、費用を大幅に引き下げることができます。しかし、パッケージ導入で失敗しないためには、FIT&GAP分析に先立ち、パッケージが前提としている管理対象へのコード付与体系およびこれを管理する組織構造(責任や権限の付与構造)に、運用と組織構造を合わせることを合意することが重要なのですが、次のような理由により、いまだに軽視される傾向があります。

 

 失敗したシステム開発プロジェクトでは、成功したように見えるプロジェクトも含めて、要件定義確定の困難さを挙げ、これが着手前に予想出来なかったと、プロジェクト管理や開発技術力に関する問題であるかのように片付けられます。しかし、このような要件定義の難しさは、利用者組織の統制構造に起因していることが多いのですが、組織の再設計にまで踏み込んだ議論はなされないため、企画そのもの悪さとして責任が追求されたことは、ほとんどないのが現状なのです。


パッケージ導入を失敗しないためには


選定に際して、パッケージが内包する文化を確認する

 情報処理システムは、システムへの簡易な操作に対して適切な情報を的確に届けるものであり、肉体に於ける末端細胞への血流系統や神経系統にあたります。すなわち、組織体とシステムとは一体となって初めて大きな効力を発揮するのです。このため、末端組織から中枢までの要件を確定できる統制組織の文化・構造とシステムが内包する文化構造とを整合させることが重要なのです。

 

導入後の組織とその責任者を早く決める

 選定したパッケージに組織、運用を整合させることは、他の組織文化を移入することであり、企業体として覚悟・決意を持って取り組む必要があります。これには、準備、助走期間が必要であり、FIT&GAP分析や要件確定作業等のシステム開発に先立って実施する必要があります。

 これは、組織構造とシステム構造の不整合が、組織間の要件調整負担を大きくし、特定組織の要件変更の影響が他の組織の運用に影響を与えるなど、組織の独立性を損なわせることによって、組織体の拡大を阻害し、成長停止を招いてしまうからです。

このため、システム構造との整合を考慮した導入後の統制構造・組織体制を策定し、事業組織の責任者を定めて、組織の移行計画の具体化に取り組むことが重要です。これを早期に実施することにより、FIT&GAP分析、要件確定等が容易になります。

 

組織の成長とシステムの拡張との整合

 拡大が著しい発展途上の組織体では、組織の拡大に合わせてシステムを拡張することが不可欠であるため、個々の組織の要件を取り込みやすくするために、組織形態とシステム内部構造との整合性を取りながら成長して行く必要があります。情報システムの支援なしに組織の運営が困難になると、システムの拡張性の喪失が組織の限界・硬直化に結びつくことになってしまいます。

 

試験設計の前までには、システムでできること、作法を限定する

 なんでもできることは良いことか? システム構築コスト、信頼性面から、否なのです。

 このことがシステム構築にとって重要であることは、意外に知られていません。これは、テスト設計を考えれば、無限のテストが必要であり、実現不可能なことがわかると思います。

 一つの単純な機能(エッジ)の追加。なんの変哲もない機能の追加が、大規模システムで膨大なコストを必要するのは、機能の組み合わせ(パス)の数の多さに起因します。ここに、巨大システムの実現の難しさがあります。

 

 組織間で共通に使用する部分で、組織毎に似て非なる条件が、単純な機能数(エッジ数)を増加させ、なんでもできるようにとすることで、機能の組み合わせの数(パス数)を爆発的に増加させてしまいます。右記のモデルでは、独立に開発していれば2倍にしかならないパス数が(n+1)倍になることを示しています。これが、開発費の主要部分を占めるテスト費用を大幅に増加させるのです。

 この負担増加を防ぐには、手順や作法を限定し、テストの条件を削減することが重要なのですが、これを実施するには、組織間の調整ができ、関係組織の業務遂行責任を持つ人物が決断を下す必要があるのです。

 

 

n個のエッジからr個のエッジを選んで順に処理する業務では、パス数は次の式で示される。

 

 nr 

=n!/r!

 

一つエッジを追加するとパス数は次のように、n+1倍になる

 

 n+1r 

=(n+1)!/r!

=(n+1)

  *nr 

まとめ

 システムは、組織構造に合わせて設計することが、実現性を高め、運用面も含めて経済的です。すなわち、@システム構造に合わせて組織・体制を変更するか、A組織・体制に合わせてシステム構造を設計するかを選択することが、失敗を回避する上で重要なのです。 逆にみれば、良いシステムは利用組織の構造を反映しており、システム開発組織もその構造を反映して、コミュニケーション構造の相似性が保持されていると言えます。

 

 これらのことから、ソリューションやパッケージの適用にあたっては、ソリューションが開発対象とした組織について調査・分析し、同じ組織体系であるか、組織の運営条件が同様であるかを判定することで、システムの不適合という大きな過ちを犯すリスクを軽減できるはずです。また、コミットメントを出す事業責任者がシステム要件定義についての認識レベルを高め、システム開発体制、システムの前提とする組織構造と新組織とを整合性させることが重要なのです。

 論理と実践には大きなギャップがあります。パッケージベンダーはリスクを明示していますか? ベンダーの言いなりで、不安を感じませんか?

 これまでの経験を活かし、御社の立場で、ERP導入のご支援を致しますので、ご気軽にご相談下さい。 

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