嘘か真か巷の噂

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<誰も語ろうとしない真実>

 

 電流帰還アンプとは、なにもの?

 どなたが言い出したのか存じませんが、巷には、電流帰還アンプというような呼称のパワーアンプがあるようですね。ご使用されている方には、お気の毒にというしかありませんが。

 帰還を知らない?

 出力を入力側に戻すことを帰還というのですが、負荷に流れる電流を全て入力側に返すと電流増幅は不可能になります。  入力インピーダンスが低く、負荷が高インピーダンスであれば、電力増幅ができますが。


 このため、電流負帰還をまともにやろうと考えれば、負荷電流を分流する回路か電流測定する回路が必須になります。
 しかし、電流帰還アンプと言われている回路には、これは皆無です。すなわち、フェイクということです。知っていて、この用語を用いていれば、詐欺ですし、知らなければ、無知による誤使用ということですね。    


 幽霊の正体見たり、枯れ尾花

 無知による誤使用と善意に解釈して、何をまちがったのか推察してみましょう。
 いくつかの回路を見ると、出力点から電圧を帰還する負帰還回路があります。このインピーダンスを低くすることに拘っているようです。負帰還回路の抵抗比だけでなく、入力が関係する側の抵抗を大きくすると音質が悪くなるとかの解説も見受けました。
 これが、電流増幅だと誤解されている原因かも知れません。

 参考にした回路では、負帰還回路の入力側の抵抗は、前段のTRのエミッタに接続されているので、前段TRの入力抵抗を非常に大きなものにします。更にその回路は、後段が2段のTR増幅となっており、全体の電流増幅率が低いのです。 要するに、増幅率不足で、負帰還が掛からない愚アンプなのです。

 それを、負帰還回路の抵抗値を下げて、電流帰還と呼んだようです。
 ですが、電流帰還を掛けているのではなく、出力電圧の負帰還なのです。負帰還回路のインピーダンスが低いことをメリットであるかのように言う人もあるようですが、真空管でアンプは作れないと言っているのと同じです。裸増幅率の確保と回路配置を工夫する課題なのです。


 特性は、良い筈がない

 真空管にしろ、トランジスタにしろ、素子の増幅特性が非線形ですから、直線性の良い増幅回路を負帰還なしに作成することは不可能と言って良いでしょう。負帰還不足は、お薦めできるものではありません。

 ほとんどのアンプは負帰還量変動アンプ

 負帰還を使いこなす、これは、非常に重要なことなのですが、意外に使いこなしているようで、いないのです。

 スピーカは電気エネルギーを空気振動に変えるトランスデューサーですから、周波数特性は、見ても分かるようにフラットではありません。スピーカ自体が、変動する負荷なのです。
 このため、ほとんどのアンプで、スピーカを接続しない状態と、接続した状態とで、負帰還量が大きく変化しているのです。動作状態での負帰還量も大きく変動し、アンプ内部の構成の粗を音質として、露呈させるのです。

 これが、無帰還アンプが良いという思い込みの一つの原因かも知れません。

 安定帰還アンプ:

 SFB(Stabilized FeedBack)アンプ の薦め

 スピーカのような変動負荷を接続しても負帰還量が大きく変わらない、安定帰還(SFB)アンプが、アンプ内部の構成素子の非直線性を改善するだけでなく、スピーカを素直に余裕を持って駆動するのです。

 なお、バイパスコンデンサ、電源コンデンサには、信号電流が流れます。負帰還ループの外にある入出力のカップリングコンデンサと電源(デカップリング)コンデンサの特性がSFBアンプでも特に重要になります。

壊れたアンプをSFBアンプに再製

 

 

 

 

 

 

 

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