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作為的円安インフレ、経済防衛の責任体制を問う
20230616、米国は日本を為替介入監視対象国から除外するとした。
これは、為替介入してでもこれ以上の円安は防いで欲しいというメッセージではなかろうか。
さすがの経済大国の米国もドルの価値を下げすぎた反動の物価高に加えて、円安で低下した日本の製品価格に国内製造製品が対抗できないところまで来ているということだろう。
円安が極端に進み輸入物価が上昇を続けているのに、ドル建て預金に重税を課すなど、手段を尽くして為替を制御せよという論調がマスメディアに皆無なのは何故だろう。
外国は物価も高いが賃金が高い。為替レートの影響には触れもせず、物価が高いのはさておきと賃金比較する。為替レートが1.5倍になれば、価格差は1.5倍になり、賃金が1.5倍ならば、物価1.5倍でとんとんなのに。
円安での円額株高を喜々とする報道が相変わらず続く。株価をドル換算して評価する取り組みが皆無なのは何故だろう。
投資や金融取引が国内限定ならいざ知らず、国際取引で株価が変動しているのに、ドル値での株価表示を避けているとしか思えない。
日本は物価が安いと叫び、日本が貧乏になると叫んでいるメディアは、株価をドル換算して評価していないのに、海外でのドル建ての利益が円換算すると額面増になることがメリットだとしている。この増えた利益で、何処から何を買うというのだろうか。
円安、インフレを経済成長だ、もっと円安にと叫ぶ経済学者もいる。空洞化した企業構造では国内に利益還流しないのに、他論の成立条件を理解せず引用する経済学者など、貨幣価値は置いてけぼり、数字馬鹿しかいないようだ!!情けない。
為替レートの変動の仕組みやこの制御に触れることはタブーのようだ。その背景は、誰を利するか推察するしかないか。
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低金利なのに、国内の経済が何故活性化しなかったのか
国内での物づくりを捨て海外進出を促し、観光で経済成長を図るなどの国策が、低金利策と整合しないからである。
円は、海外進出先に回って円安要因となれど、国内の産業には循環しない。消費を煽る国策に低金利で更に消費せよと、貧しくなるばかり。日本製部品を排除しているBYDのEV購入に多額の補助金を出すなど、害しかない、噴飯ものなのに誰も騒がない。
国内での経費を優遇する金融制度や経済効果税制など、企業を国内製造に回帰させる国策が必須であろう。米国でさえ、EV補助金の給付に国内製造条件を付与しているのだから。
参考:海外進出と経済効果について
2023/9/02
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貨幣価値を変えずに、流通量が増えることが経済成長の理想ではないか!!
通貨を物々交換の仲介物と考えれば、円安は、多量の国内資産を少量の海外資産と交換することになる。
同一物の物々交換で論じて、貨幣の価値体系を守るべきと論じない。極論すればマックバーガーを同一価格として為替を設定しなければ国内資産は海外に流出する、円安時に海外から来てもらうことは国を貧しくするということを経済学者も論じない。
政府は、貨幣価値が毀損しても、債務の相対的価値が減れば国家予算は安泰でよしと、物価上昇が経済成長と捉え、経済学者も貨幣価値の毀損を論じることはない。経済繁栄だと不要不急の消費を促し、マネーゲームへの参加を投資とあおるしか脳が無い。
円安が妥当でないならば、この時期に国はドルを放出して円を買い戻し、円高になってからドルを買い戻せば国庫は潤うのに、この国は馬鹿の壁に包囲されているのだろうか?。
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