そこで、ギア間の隙間に0.55mmの針金を通せること確認し、0.6mmの穴を4個穿った。この穴にステンレスの針金を通し、ギアの割れ目を縛った。 ゴムベルトは、32mmφのOリングを細く切って代用した。 これで使えるようになる筈だったが、この機は、はずれくじで、他の故障も抱えていた。
電源を入れると次のような症状を示した。
・ターンテーブルが回転を始め、トーンアームがアームレスト位置に戻る。 ・一旦回転を停止するが、その後回転を始め、アームはそのまま動かない。 ・キューイングボタンを押すと、アームが上がり、回転は停止する。 ・ヘッドシェルを内側に移動すると回転を始め、そこでキューイングボタンを押すと再生を始めるが、すぐにアームが上がり、ヘッドレストに戻って回転停止する。そして、また回転を始める。 ・電源を入ると、すぐに回転を始めるが、状態は変わらず、スタート/ストップボタンには反応しない。
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