脱原発論者が、目の色を変えて原発輸出の禁止を求める活動をしているように思えない。 日本に設置したら危険なものが、他国なら安全であるなどは有り得ない。 本当に脱原発を訴えるなら、まず、この輸出を止める活動をするのが順序だろうが、話題に上がらないのは、性急な脱原発論が、鎖国時代の偏狭な思想のなごりであることに気づいていないからなのだろう。 原発はもはや、地球規模でのエネルギーをどうするかの視点から論じなければならない。 イタリアは、日本人に制御できなかったものをイタリアができる筈がないと諦めた。まだ、再生可能エネルギーで賄えるとの見通しも立たない状態で、自国だけのエネルギーを考えて。 ドイツなどは、他国が原発で発電したエネルギーを買っている。 |