緊急時には、積み上げ方式の計画でなく、タイムリミットがあることを前提とした検討計画、取り纏め計画とする必要があります。たとえば、発生から3ヶ月後、6ヶ月後のあるべき姿を目標として宣言(コミットメント)すべきで、この目標を実現するためのリスク要因、課題を洗い出し、サブ目標を具体化する活動が求められます。 分かっていること、期待値の積み上げ計画では意味がありません。想定外の頻発となり、後手後手の対応となるからです。「ベストなど尽くせない、ベストが何かわからないのだから。」と思うところから出発する必要があります。だからこそ、責任者は、背水の陣、自らの逃げ道を塞ぐべきで、マスメディアはこれを追及すべきです。そして、解決すべき課題、リスクを抽出すること、この対策の策定にどのように死力を尽くしたかを問うべきなのです。 期間の短縮は、プロジェクトマネジメントでは、クリティカルパスの抽出、短縮方法を検討することになります。 4/26 追記 水棺について 水棺が論じられるようになりましたが、圧力調整容器も含めて水に満たされ、気体容積が非常に小さくなります。もともとの設計意図を圧力急上昇を緩和するためのものと推察するとこの機能が喪失することになります。 これまでのオペレーションから考えて、リスクの全体像が描かれ、対応策が準備されているか、検証する取り組みが報道機関としても必要に思います。 |