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原発の安全目標 2013/4/5

 原子力規制委員会が、先日(2013/4/3)、原発の安全目標として、原発事故の発生確率の数値目標を正式に示したと報道された。

 

 原子炉の炉心損傷確率を1万年に1回以下、大規模放出を100万年に1回以下と定める。大規模放出の際に放出される放射性物質をセシウム137で100テラベクレル以下とする。東京電力福島第一原発事故の放出量の約100分の1にあたると。

 

ついで、安全目標は、慢心の元であるから、これを規制目標とすると修正報道があった。

 

腐り行くメディア組織 

 

 しかし、マスメディアのこれらのどの報道を見ても、これらの意味の理解を助ける報道や妥当性を論評しようとする報道はほとんど見られなかった。 安易に流れる。大幅な電気料金引き上げが予測されているのに、また止めたからといって安全でもないのに、止めなくても良い発電を止める時には、愚策政府への迎合報道をしていたのにである。

 

 放射性物質の大規模放出に関する規制目標

 大規模放出は、炉心損傷により発生するものであるから、これは、炉心損傷発生時に大規模放出に至るケースを1/100以下にするということを示し、それ以上のものではない。

 

 これまでは、どうであったのか?炉心損傷しないことを前提とした対策しかなかったのだから、目標意識を公開することは進歩であろう。

 

 しかし、100万年に1回以下という数値に惑わされ、この施策、炉心損傷発生時に、大規模放出に至るケースを1/100以下に抑えるという目標の考え方と具体的な方法を公開管理することが重要であるにも関わらず、伝えられていない。

 

 炉心損傷発生に関する規制目標

では、炉心損傷の目標、「原子炉の炉心損傷確率を1万年に1回」の妥当性はどうか。

 

炉心損傷確率の定義が報道では不明であるので、単純に原子炉一基を一万年運転すると一回発生するものと捉えると、寿命を仮に50年運転するとして、廃炉までに0.005回/1基、50基あるとして、日本全体で50年後までに、0.25回発生する確率ということになる。

 

これは、日本全体のどこかで、50年以内に確率1/4で炉心損傷が発生しても仕方がないとされる目標で、規制目標というよりは、杜撰目標というしかない。

信頼性に関する指標の定義やその理論を理解せず、これをないがしろにして、数値目標を一人歩きさせることは、避けるべきである。

 

事実を追求して伝えるジャーナリストを

 マスメディアは偏見・主観による世論づくりに邁進するのではなく、事実の追求し、中立的な立場で是々非々を論じる機会を作るべきである。

 

亡国のメディアへの対策

 偏見に満ちた軽率な報道が、誤った世論を作る。事実の調査に基づく真実の報道に向かうことを念じつつ、また、安易な脱原発の議論が日本一国だけを考えた島国根性に留まることが無いことを期待して。

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

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