嘘か真か巷の噂

ファイ

情報知能サービスの

ファイ

事業内容>

方式・アーキテクチャ設計支援

プロジェクトマネジメント支援

特許等出願支援

ソフトウェア開発

電子書籍インターネットサービス

 ・SFBアンプの設計・製作

 

 

 オーディオパワーアンプ

技術資料の購入手続きへ

回路技術の学習支援

オーディオアンプの

設計理念について

嘘か真か巷の噂

お問い合わせ

 

■SFBアンプ会員のページ

オーディオアンプの

  設計・製作の知識獲得の誘い

 

 

 

 ここからあなたの親しい友人にファイのページをご紹介下さい

 良いご縁が広がりますように。 

 

 

ファイ プロファイル   

 

 

連続と不連続は連続か

<誰も語ろうとしない真実>

オーディオDCアンプは、優れもの?

 オーディオ用のアンプとして、一時、DCアンプが、大手メーカからハイグレード製品として市場供給され、本まで出版されています。いまだに、信仰している人も多数いるようです。 

 そこで、「オーディオで、直流まで再生してどうするの」と敢えて問いたい。

 モーター用ならいざ知らず、スピーカに直流を供給してどうするのか。

 こんな帯域の信号が万一入ってきたら、スピーカのコイル位置は変移し、まともな再生ができるとはとても思えない。まあ、そもそも、音楽ソースにこんなレベルの信号が含まれている筈もないのですが。

 

 何故、こんなアンプを超高級品とあがめたのか、幾つか理由を想像してみましょう。

  

 

A 直流まで測れる測定器のようなアンプが良いオーディオアンプだと、技術者が思い込んだ。

B コンデンサ嫌いの人がいて、DCアンプだと信号経路のコンデンサを除去できると思い込んだ。

C たまたま実現出来たので、セールストーク、キャッチワードとして売り込んだ。

 

こんなところでしょうか。しかし、いずれにしても、直流までゲインを求める根拠は皆無。皆無どころか、DCアンプ信奉者にはお気の毒ですが、直流の微細なリークが大きな問題を起こす、劣化要因を持ち込んだに過ぎないのです。

 

 理由A については、不要な直流、超低周波は、再生したい信号に含まれていないのだから、ばっさりDCをカットしたAC(交流)アンプの方が遥かに良いのです。ノイズは、早くカットした方が良いことは自明でしょ。

 理由B については、DCアンプの入力端の直流電位をアースレベルに落とすために、初段にFET(電界効果トランジスタ)を用いてコンデンサを排除した心算かも知れませんが、そもそも、FETの入力ゲートは、原理的にキャパシタなのです。質の悪いコンデンサを内臓した素子と考えた方が良いでしょう。このため、FETの駆動(信号入力)には低インピーダンスが求められるのです。初段にFETを使用して入力コンデンサを無くしたと考えている方には残念ですが。

  そもそも、スピーカに流れる電流を追えば、電源部のコンデンサがアンプとスピーカに直列に接続されていることに気づくはずです。バイパスコンデンサにも、もちろん信号電流が流れるのです。すなわち、ノイズカットフィルタ以外のすべてのコンデンサは、信号経路なのです。視野が狭かったのですね。

 

 <FET:電界効果トランジスタについて 補足>

 FETは、キャリアが流れるソース・ドレイン間のチャネルの幅をゲート電界で制限して、電流を制御する素子であるため、3極真空管と同様、信号によって変動する空間電荷量がゲート電界に影響を与えてしまう内部キャパシタンスがドレイン・ソース間電圧依存性を持つという特性を持っています。これが質の悪いコンデンサです。

 

 真空管では、このような3極真空管の特性は、リニアな電圧増幅には不向きだったため、印加電圧の影響を軽減した5極真空管が発明されました。

 FETのこのような内部フィードバック問題を改善するため、FETのドレイン側にベース接地(カスコード接続の形)でトランジスタを追加して、ペアで5極真空管のような効果を狙った回路が見られます。ですが、この回路でFETに掛かる電圧変動は、ドレイン側負荷によるものより、入力電圧による方が大きいため、カスコード回路でのミラー効果の低減は僅かなのです。こんなことをして回路を複雑にするぐらいなら、最初から、5極真空管に似た特性を持つトランジスタを素直に使ったほうが、遥かにシンプルな回路で実現できます。

 

智の泉は、疑問の谷に

 

 何事も、疑問を持つことから、新たな進歩が始まります。 

 例えば、DCアンプとは異なる話題になりますが、残念なマニアの方々の間には、(100kHzまで再生できるのが良いアンプという)100kHz神話も流布されているようです。

 ・なぜ、100kHz迄再生することが必要か

 ・なぜ、30kHzでは駄目なのか

 

 この疑問に答える科学的な根拠が示された論文やこれを紹介された記事、そのような実験データが公表されたことを見たことがない私は、20kHzの正弦波が再生できれば十分と言い切ります。

 

 人の耳には15kHz程度しか聞こえません。稀に20kHzが聴こえる方も居られるようですが、音楽ソースのほとんどは、15kHz以下でしょう。これ以上の信号はノイズです。ですから、100kHzを再生できる必要は皆無なのです。昔は、質の悪いソース対策としてフィルタ回路を備えていましたが、敢えてカットするための回路は不要でしょう。 広帯域を増幅できることを謳うアンプやスーパーツィータなどは、無用でしょう。聴こえないのですから。May the force be with you !  少なくとも、良いアンプは20kHz以上まで再生できるからではありません。別の原因によるものです。

 

 パワーアンプは楽器ではありません。可聴周波帯域の信号を忠実に電力増幅し、スピーカというトランスデューサを安定に駆動することがパワーアンプに求められるのです。

 

 トランジスタアンプで、入力インピーダンス100kΩ程度は簡単に実現できるのですから、直流カット用のコンデンサは、0.2〜1μFで十分ですので、フィルムコンデンサや積層セラミックコンデンサなど、ノイズの心配が少なく、周波数特性の良い素子が使用可能となっています。

 

 このようなことから、DCアンプは、もはや、できちゃった」アンプの略称と言っても良いと思えます。

 

 これからハイグレードアンプを購入される方はうたい文句に惑わされず、また、自作される方は、DCアンプという言葉に惑わされず、音質の良いSFBパワーアンプを是非、購入製作していただきたいと思う次第です。FETアンプ教の信者の方も、是非、SFBアンプを一度自作されて、聴き比べられることをお勧めします。

 

 

 社会保障制度の裏側

方式開発支援サービス

月に吼える

 

 

 更新履歴・お知らせ


 

 情報知能サービスの

ファイ

SFBアンプ資料購入の手続きへ   設計製作教室の概要  先頭へ戻る